日本ストックホルム青少年水大賞日本ストックホルム青少年水大賞

最終更新:2022.3.31

2023年日本ストックホルム青少年水大賞募集要項

  • 対象範囲

  • 応募者の条件
  •  国際コンテスト開催時(来年8月頃)に20歳以下の方で、高等学校または同等の学校(高等専門学校については1~3年生まで)に在籍している生徒または地域の活動団体(クラブなど)に所属している方が応募できます。大学生(高等専門学校については4年生以上)は、20歳以下であっても国際コンテストには参加できません。 ただし、高等学校等在籍時に実施したプロジェクトに限り、その実施者が高等学校等を卒業して大学に進学し国際コンテストの参加時に大学生であっても、参加は可能です。
     日本ストックホルム青少年水大賞への応募は、これらの条件の下で、大賞受賞時に国際コンテストへ参加できることが必須となります。
  • 応募活動の内容
  •  日本ストックホルム青少年水大賞は、 地球温暖化により深刻化する洪水や渇水の対応はもとより、水質改善、水資源管理、水保全または水や排水の浄化による生活の質の向上を目指すなど、水問題を解決するための理論的および応用的調査研究活動を対象とします。
    なお、統計解析を含めて、実験、観測、結果報告において科学的に妥当な手法を用いることが条件です。

    日本ストックホルム青少年水大賞の内容

    応募いただいた作品の中から、優れたものに対して、以下の賞を授与します。
  • 大賞【グランプリ】(賞状・副賞20万円)国際コンテストへの参加費用
    優秀賞 (賞状・副賞10万円)
    審査部会特別賞(賞状・副賞10万円)
  • 選定の方法

    水分野の専門家によって構成される審査部会において書面審査し、上位数チームが選ばれます。次にその上位数チームを対象に2分程度の概要説明(英語)、10分程度のプレゼンテーションソフトによる発表、面接(可能であれば英語)を経て、日本ストックホルム青少年水大賞候補が選ばれ、最終的に日本水大賞委員会が決定します。
    (ご応募いただいた学校には、事務局より二次審査日をご連絡します)

    審査基準

  • 【一次審査】(書面)
  • 以下の基準に従って書面審査が行われ、上位数チームが選出されます。
    ■妥当性
    • プロジェクトは、水環境が抱える重要な課題に的確に取り組んでいるか
    • 科学的妥当性があるか
      (基礎研究、応用研究に相当する科学的水準に達しているか。また結果が直接現場で利用できるか)
    • プロジェクトは、環境または生活の質の向上に貢献している内容か
    • プロジェクトは、未解決の問題に新しい解決法を提案しているか
    • 水問題に対する意識を高めるものであるか
    • 環境問題と社会問題を融合する内容であるか
    ■独創性 (プロジェクトには、下記に関する独創性がみられるか)
    • 着眼点
    • 問題解決の方法
    • データ解析
    • 実験あるいは調査
    • 実社会での問題提起・啓発
    ■方法論
    • 明確な発想に基づいて結果を得ようとしているか
    • 問題点は明確にされているか
    • 問題点をどのように限定しているか
    • それに従って作業が計画されているか
    • 結論を裏付けする十分なデータがあるか
    • データの解釈を違える可能性が考慮に入れられているか
    • 調査を継続するための新たな疑問や提案があるか
    ■テーマに関する知識 (関連分野の文献や実施中の調査にどの程度、精通しているか)
    • 調査研究はどのような出典に基づいているか
    • 参考文献の一覧表は適切か(参考文献は実際に利用されたのか)
    • 科学に関する一般的な情報源をどの程度、参考にしているか
    • 取り上げたテーマに精通しているか
    • 取り上げた分野での最新の調査研究や専門用語について知識があるか
    • 本研究成果以外にも代替的な解決策を知っているか
    ■実用技術
    • 保護者、教師、専門家からはどのような支援を受けたか
    • 実験、測定などをおこなったか
    • 学校で入手可能な材料(知識・道具・設備)を利用したか
    • 利用可能な技術が十分に活用されているか
    ■報告書
    • プロジェクトを正しく適切に表現できているか
    • 報告書で使用した文章、イラスト、図表、語彙は適切であるか
  • 【二次審査】(発表と面接)
  • 以下の審査基準に従って、一次書面審査で選出された上位数チームに対し、2分程度の概要説明(英語)、10分程度のプレゼンテーションソフトでの発表と面接による審査が行われます(可能であれば英語)。
    審査地は東京(予定)で生徒2名以内、指導教諭1名の規定の旅費(遠隔地の場合は規定の宿泊費 )を日本水大賞委員会が負担します。
    ■プレゼンテーションソフトによる発表と面接
    • プレゼンテーションによる活動発表内容は正しく表現できているか
    • プレゼンテーションと報告書に適切な関係があるか
    • プレゼンテーションに独創性や個性があるか
    • 魅力的なプレゼンテーションであるか

    募集期間

    2022年4月1日(火) ~ 9月30日(金)  (郵送の場合は当日消印有効)

    応募方法

  • 1.日本ストックホルム青少年水大賞 申請書
  • A4サイズの用紙に以下の事項を記載する。
  • 調査研究の標題(フリガナ)
  • 学校名(フリガナ)
  • 学校の住所(フリガナ) 、電話番号、FAX、E-mail
  • 指導教諭名(フリガナ) 、電話番号
  • 応募者の氏名または団体・学校名
    (団体・学校の場合は、団体・学校名の下に代表者2名以内の氏名を記載する)
  • 応募者の住所(団体・学校の場合は、代表者2名以内)
  • 応募者の生年月日と性別(団体・学校の場合は、代表者2名以内)
  • 応募者の略歴と将来の志望(団体・学校の場合は、代表者2名以内)
  • 過去の受賞歴
  • 代表者2名のほかに共同研究者がいる場合は、氏名を記載する。
    ただし、二次審査(発表と面接)、国内大会表彰式での発表、国際大会への参加は代表者2名以内で行う。
  • 2.調査研究報告書
  • 報告書は、日本語または英語により以下の事項を満たしていること。
  • 日本語での報告書の文書スタイルは、文字設定(1行40字,40行,横書き)、用紙設定(A4サイズ,単票,縦方向)とし、書体はMS明朝(標準)、文字サイズは10.5ポイント(標準)とする。
  • 英語での報告書の文章スタイルは、文字設定(Times New Roman 12ポイント,行間1.5スペース(ただし前付は行間1スペース))、用紙設定(A4サイズ,単票,縦方向)とする。
  • 報告書全体で前付と図表を含め10ページ程度とする。
  • 報告書は以下に示すような章に分割することが望ましい。もちろん、若干違う章立てをしてもよい。
    表紙 (Title page)
    前付(Preliminary Matters)
    序論 (Introduction)
    研究材料と研究方法 (Materials and Methods)
    成果 (Results)
    考察 (Discussion)
    結論 (Conclusions)
    参考文献 (References)
    追補 (Annexes)
  • 前付
     これは表題と本文の間に挿入するページであり、以下の事項をこの順番で記述する。
    (a) 報告書の要旨 ・・・ 行間隔を1行として1ページ以内。なお、要旨は報告書をまとめる最後の段階で書いた方がよい。
    (b) 目次 (各章節を記載する)
    (c) 報告書で使用する略号および頭字語
    (d) 謝辞 (プロジェクトの実施を援助してくれた人の名前および感謝の言葉。どの程度の援助を受けたかを必ず記述する)
  • その他
  • 当ホームページでは、日本ストックホルム青少年水大賞の過去の各賞受賞作品を公開しています。ご応募いただいた書類は、日本水大賞委員会に帰属するものとし、書類を基に資料を作成、公表することを妨げないものとします(入賞作品についてはホームページ上で公開いたします)。また、ご応募いただいた書類、資料は返却いたしません。
    ※応募により取得した個人情報は、個人情報保護に関する法律の法令および関係法令を遵守します。

    審査結果の公表

    審査の結果は、令和5年(2023)年4月頃までに公益社団法人日本河川協会のホームページで公表する予定です。
    また、入賞者には個別にご連絡いたします。原則として入賞者以外の方に個別に連絡はいたしません。

    スケジュール

    2022年 4月1日 募集開始
    9月30日 応募締め切り(郵送の場合は当日消印有効)
    10月下旬~11月上旬(予定) 一次審査(書面)
    11月下旬~12月上旬(予定) 二次審査(発表、面接)
    2023年 3月中旬~4月上旬(予定) 各賞の受賞者の決定・発表
    6月下旬~7月上旬(予定) 表彰式および受賞活動発表会
    8月中旬~9月上旬(予定) SJWP国際コンテスト参加

    SJWP

  • SJWP国際コンテスト
  • 国際コンテストは、毎年夏、世界水週間の期間中にストックホルムで開催されます。この間、参加各国から選出された候補者は約1週間ストックホルムに招待されます。これらの候補者は、事前に英文報告書を提出し、国際コンテストの期間中には、調査研究を紹介する i-Poster(デジタルのタッチスクリーン)を使用し、審査員に説明し、質問に答える必要があります(この際必要に応じて指定の通訳が用意されます)
  • SJWPの賞金
  • SJWPの優勝者には15,000USドル、学校には5,000USドル、優秀賞には3,000USドルの賞金が贈られます。(2019年実績)
  • 審 査
  • 審査は水分野の専門家からなる国際選考委員会により行われ、次の4段階があります。
    1.英語論文の検討
    2.事前審査
    3.国際コンテスト会場において生徒と面談し、調査研究についてインタビューする
      (1組2~3人の審査員の前で、研究発表5分と質疑応答10分、計15分以内で3回行う)
      ※ 変更となる可能性があります
    4.査基準に基づく大賞受賞作品の決定
  • 費用負担
  • 国際コンテストに参加するために、日本水大賞委員会は以下の費用を規定により負担します。
  • 国際コンテストに提出する調査研究報告書の英文翻訳 (必要に応じて)
  • 受賞者2名以内および指導教諭1名のストックホルム渡航滞在費用
  • 国際コンテストにおける通訳
  • その他
  • ご応募の参考にしてください〈2021年 各国のファイナリストの紹介〉

    応募用紙ダウンロード

    提出書類は、電子データ(CD-ROM等)と出力書類を提出してください。

    2023日本SJWP応募用紙

    ※ 必ず2023年の応募用紙をご使用ください