河川文化
河川文化を語る会講演集 <その22>

写真「河川文化を語る会(その22)」

平成10年6月から、川に関心のある方々が月に一度集まり、川にかかわる文化をテーマにゲストスピーカーから話を聞き、意見交換をしてまいりました。

今回、平成16年9月から平成17年12月までのうち4回分の講演内容を講師が加筆修正し、講演集としてまとめました。

※ 販売は終了いたしました


収録内容

水辺の元気づくり ―川で福祉・教育活動を実践する―

 大野 重男 氏 
(財団法人 ハーモニィセンター理事長)

はじめに
子供会からの出発
 仕事の傍ら子供会/子供会が本職に
北海道十勝ポニーキャンプ
 池田町との共催/「ポニー」キャンプ/
 合い言葉は「親抜き、勉強抜き、先生抜き」
働く若者の仲間づくり
 いい仲間、いい友達を持とう/
 「ギターが上手になりたい」―60年代 音楽活動―/
 我々の哲学〜「今日の日はさようなら」/
 「外国に行きたい」―70年代 ヨーロッパへの旅―
ポニークラブを日本につくろう
 ビクトリア公園で見た光景/ポニーが誕生日プレゼント/
 土地探しから出発/町田でポニークラブ開始/
 「帰りたくない」子供の願いから始まった牧場生活体験留学/
 公園の運営受託
モンゴル大草原騎馬トレッキング
 天山山脈を馬で越える/90年代 大草原、モンゴルへ/
 モンゴルに寺子屋学校を/
 これからは日本語だ―モンゴル文化教育大学設立―
川に子供のにぎわいをもう一度取り戻そう!
 Eボートに乗って会長になる!/小貝川で活動する人たちとの出会い/
 藤代三次元プロジェクト/子供も高齢者も、障害者も垣根なく/
 町田から藤代に移り住む/川べりは生きた学校/
 今こそ、川べりに学校を!
 

コウノトリの野生復帰事業について

 増井 光子 氏 
(兵庫県立コウノトリの郷公園園長)

動物園の種の保存事業
野生復帰のための必要事項
豊岡市の取り組み
野生のコウノトリがやってきた
 

笑うカイチュウ 〜花粉症はなぜ増えたか〜

藤田 紘一郎 氏 
(東京医科歯科大学名誉教授・人間総合科学大学教授)

アトピーや喘息がないカリマンタン島の子供たち
寄生虫体からアレルギーを抑える物質を検出
寄生虫がアレルギー反応を抑制する機序
アトピーを治した分子量二万の寄生虫体物質
免疫はTh1とTh2という二つの工場でつくられている
ヒトの寄生虫はヒトを大事にする
キレイ社会がアレルギー性疾患を誘導
病原性大腸菌O−157はヤワな菌1
清潔はビョーキだ
外で遊んでいる子供はアレルギーになりにくい
第一子がアレルギーになりやすい
免疫力を高める生活
ガンの発生を抑える食品
キレイ社会は生きる力も弱めている
 

ミジンコから見える世界

     坂田 明 氏 
(ミュージシャン)

ミジンコとは?
ミジンコの種類
ミジンコをめぐる生態系
環境の変化で生殖のしくみを変える
両性生殖と単為生殖
ミジンコの形と各部の機能
ミジンコは命が透けて見える
ミジンコにはミジンコの、川には川の都合がある
自分の都合とみんなの都合
 


講演者略歴