河川文化
河川文化を語る会講演集 <その12>

写真「河川文化を語る会(その12)」

平成10年6月から、川に関心のある方々が月に一度集まり、川にかかわる文化をテーマにゲストスピーカーから話を聞き、意見交換をしてまいりました。

今回、平成14年2月から平成14年5月までの4回分の講演内容を講師が加筆修正し、講演集としてまとめました。

※ 販売は終了いたしました


収録内容

『北越雪譜』 −雪国の風土と文化−

高橋 実氏(新潟県民俗学会常任理事)

渋海川
雪国ということば
豊かな雪語彙
雪の災害
雪のメリット
新潟県に降る雪
『北越雪譜』という本
『北越雪譜』の出版
『北越雪譜』の意義
牧之という人物
 
長崎・中島川石橋群の比較文化的意義とその将来展望

正木 晴彦氏(長崎大学環境科学部教授)

はじめに
アーチ石橋の起源と伝播ルートを巡って
石橋名の比較文化的考察−その文化的背景−
中島川石橋群の水害復旧を巡って
  −技術から文化への架け橋として−
反省と展望
 
メダカはどんな生きものか −系統と自然誌−

酒泉 満氏(新潟大学理学部教授)

はじめに
メダカの「履歴書」
田んぼのさかな
アジア固有のもと熱帯魚
ところ変わればメダカも変わる
メダカと水環境
環境保全は地域らしさの復活から
 
日本の伝統的治水戦略
  
−伝統的河川工法による「生きとし生けるものにやさしい川づくり」−

  富野 章氏(昭和設計株式会社 取締役技師長)

はじめに
彰往考来
利他行(りたぎょう)
伝統的治水戦略
水害防備林
危機管理
伝統的河川工法
巨大水制−『大聖牛』
木工沈床
伝統的河川工法による「生きとし、いけるものにやさしい川づくり」
植生と表土
伝統的河川工法による「多自然型川づくり」
おわりに
 


講演者略歴