河川文化
河川文化を語る会講演集 <その10>

写真「河川文化を語る会(その10)」

平成10年6月から、川に関心のある方々が月に一度集まり、川にかかわる文化をテーマにゲストスピーカーから話を聞き、意見交換をしてまいりました。

今回、平成13年6月から9月までの4回分の講演内容と、第56回通常総会(平成13年5月開催)における特別講演の内容を講師が加筆修正し、講演集としてまとめました。

※ 販売は終了いたしました


収録内容

絵本の世界と自然の実体験  

いわむらかずお氏(絵本作家)

はじめに
私の主な絵本作品
絵本の舞台と暮らしの場を求めて
里の自然をよく見る
生きものたちと出会う
自然の実体験が物語を生む
自然の実体験から遠ざかる子どもたち
家族と美術館計画
里の自然に囲まれた美術館
「絵本」「自然」「子ども」
八溝の自然に物語を織り込む
 
さまよえる湖・消えゆく湖 −変貌する中央アジアの水環境−

小寺 浩二氏
(法政大学文学部地理学教室専任講師・
法政大学IT研究センター所員)

はじめに
研究分野について
タクラマカン砂漠調査
アラル海調査
その他
 
川を上ったサメ −聖なる五十鈴川のほとりで−

矢野 憲一氏(神宮司庁文化部長、神宮徴古館館長)

川にジョーズが出た
サメから双魚へ
稲作のまつり
二千年の伝統
伊勢神宮の博物館
五十鈴川の水
アユやコイの話
五十鈴川での祈り
 
温暖化環境における樹木と森林の応答

  小池 孝良氏(北海道大学北方生物圏フィールド科学センター教授)

北方生物圏フィールド科学センターとは
進行する温暖化現象
生態系修復と温暖化低減へ
固葉レベルから個体へ
植物の環境順化
巨大科学の登場−FACE−
樹木の水利用特性と木部形成
個体レベルから森林へ、そして群集へ
地球レベルへのアプローチ
河川と魚への影響
 
【特別講演】 −第56回通常総会において−
水文大循環と都市水システム −近代を超えるために−

丹保 憲仁氏(放送大学長)

はじめに
近代世界の展開
科学と社会・技術システム
歴史の流れの中で
地球環境制約の時代に向かって
地球環境の時代の戦略
成熟社会に向けて
共生ということ
地球システムの変調
近代の水使い
水質の制御と管理
水の価値と次の時代への処方
 


講演者略歴