第211回

河川文化を語る会


砂防の歩みから考えるこれからの防災


第211回「河川文化を語る会」は、前国土交通省水管理・国土保全局砂防部長で現在は、
(一財)砂防・地すべり技術センター審議役の三上幸三様を講師にお迎えし、開催いたします。
本講演会では土砂災害を防ぐための「砂防」にスポットを当てながら砂防と防災についてお話いただきます。
ぜひ皆様ご参加ください。

2023年12月18日(月) 14:30~16:30


講演要旨
 我が国は、国土のおよそ7割を占める山地から様々な恵みを享受しつつ、低平地中心に高度な土地利用が進み、豊かな社会生活が成り立っている。河川流域を見れば、上流域から下流域に水と土砂が運ばれ、様々な恩恵がもたらされる一方で、流送土砂による災害や弊害も発生する。加えて、土石流や地すべり、がけ崩れといった土砂災害は、年平均1,000件にも達し、人命・財産に甚大な被害をもたらしている。  土砂災害を防ぐための「砂防」が体系的に整理されたのは、淀川流域での取り組みにその原点があるとされる。その後、日本の砂防はハード・ソフト両面からの総合的な対策として進化・発展し、海外からも「SABO」として高く評価されている。
 気候変動の影響もあり、自然災害が多発化傾向にある我が国において、これからの防災の進むべき方向を砂防の歩みを通して考えていく。





<講師略歴>
1964年島根県に生まれる。東京大学農学部卒業後、1988年建設省入省。最前線の直轄砂防工事現場等を担当する一方で、大阪府庁、広島県庁、鹿児島県庁において河川砂防分野を中心に地方行政に携わる。
2023年7月、国土交通省水管理・国土保全局砂防部長を最後に退官。現在、(一財)砂防・地すべり技術センターに勤務。

 
会場

エル・おおさか 本館5階「視聴覚室」
〒540-0031 大阪府大阪市中央区北浜東3-14
会場案内図はこちら

募集人数

100名 (先着順)

参 加 費
無料
申込み方法

お申込み受付を終了いたしました

問い合わせ

日本河川協会「河川文化を語る会」事務局  担当:小島,百武,志賀
TEL:03-3238-9771   FAX:03-3288-2426 
E-mail:katarujapanriver.or.jp  ※「★」を半角「@に置き換えてください。

主催:公益社団法人 日本河川協会

※ ご連絡いただきました個人情報は、厳重に管理した上で、講演会等当協会からのご案内に利用させていただきます。




PDFファイルのチラシもご利用ください。

河川基金ロゴマーク この講演会は、公益財団法人河川財団による河川基金の助成を受けています。