第210回

河川文化を語る会


江戸幕府代官頭
伊奈備前守忠次の土木治水と利水


第210回「河川文化を語る会」は、4年ぶりに彩の川研究会と共催し埼玉県にて開催いたします。
講師には、高崎経済大学名誉教授和泉清司氏を講師に迎え開催いたします。
ぜひご参加ください。

2023年11月29日(水) 14:00~16:00 【受付終了】


講演要旨
江戸時代の関東の農村支配や検地・年貢・土木治水・用水(利水)・新田開発などについての歴史を語る時、あるいは研究をしていると必ずといってよいほど代官伊奈氏の名前にぶつかる。
これは伊奈忠次(ただつぐ)に始まりその子孫で関東郡代といわれる伊奈忠治(ただはる)系の代官たちが土木治水・利水、新田開発等に大きく関わっているからである。特に伊奈忠次は徳川家康の側近で、代官頭として家康の意向を受けて、河川改修・堤防構築などの土木治水により江戸の町や利根川以南の農村を洪水被害から守ったり、河川改修による関東諸河川の氾濫原の干拓と灌漑用水(備前堀)の開削を通して新田開発の促進(利水)し、農民生活の安定化のために活躍した。
このような伊奈忠次の活躍により今日我々が目にするような農村風景や美田風景の基盤を構築されたのである。
本講演では、このような状況を造り出した伊奈忠次の業績をお話していきます。





<講師略歴>
1944年東京に生まれる。 東京学芸大学教育学部を卒業後、明治大学大学院修士・博士課程を卒業し、史学博士となる。 その後、旭川大学短大部助教授を経て高崎経済大学教授を勤める。2011年に高崎経済大学名誉教授となる。

 
会場

埼玉県県民健康センター 大会議室A
〒330-0062 さいたま市浦和区仲町3-5-1
会場案内図はこちら

募集人数

100名 (先着順)

参 加 費
無料
申込み方法
定員数に達した為、受付を終了いたしました。
キャンセルにより空きが発生する場合もございますので、
参加を希望される方はお電話またはメールにてご確認ください。
問い合わせ

日本河川協会「河川文化を語る会」事務局  担当:小島,百武,志賀
TEL:03-3238-9771   FAX:03-3288-2426 
E-mail:katarujapanriver.or.jp  ※「★」を半角「@に置き換えてください。

主催:公益社団法人 日本河川協会

※ ご連絡いただきました個人情報は、厳重に管理した上で、講演会等当協会からのご案内に利用させていただきます。




PDFファイルのチラシもご利用ください。

河川基金ロゴマーク この講演会は、公益財団法人河川財団による河川基金の助成を受けています。