第191回 |
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近世の名残をとどめていた明治の大阪が、大正・昭和へ「大大阪」の開発の足音とともに変貌していく最前線の眺めを、しっかりと見つめ記録した画家がいます。明治29(1896)年、旧鶴橋村生まれで、大阪市東部、鶴橋・猪飼野界隈に暮らし、貴重な歴史資料ともいうべき作品群を遺した堤楢次郎。繁栄を下支えする生業や交通のありように目を向け、発展の一方で失われてゆく風土を後世に伝えるべき対象と見定めています。作品群は孫の堤條治さんによって大切に保管され、郷土史研究に取り組む足代健二郎さん・小野賢一さんが、作品をめぐる研究・発信に力を注がれています。その一部を紹介した「上町台地 今昔タイムズ4号」(2015年、大阪ガスCEL)を入り口に、激変する水都・大阪の水辺の風景に向けられた、楢次郎のまなざしを探り、未来への記憶を呼び覚まします。 |
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ご家族、お知り合いの方々、お誘い合わせの上、ふるってご参加ください。
ご参加、お待ちしております。
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当講演会は、公益財団法人河川財団による河川基金の助成を受けています。
また、「土木学会CPDプログラム」として認定されています。【認定番号:JSCE16-1093,単位数:2.0単位】