※愛知県の個人会員組織
愛知・川の会は、愛知県在住の日本河川協会個人会員を主体として、「いい川」を目指して川に関する活動などをしている方々の集まりです。100名以上の会員とともに30を超える活動団体と親睦・交流・発信などの活動をしています。
2003年3月にNGOのリーダーたち16人の発起人の下、「活動のセンターとネットワーク」機能を目指して発足しました。以来、毎年の恒例行事として総会講演会、諸活動団体との現地交流会、活動発表交流会、行政懇談会、流域エクスカーションを行っています。その他、「第12回水シンポジウム2007 in あいち」における市民実行委員会の構成(2007年)、「多自然川づくりワークショップ」(2009年)、「水辺の生態系と外来種の駆除シンポジウム」(2010年)主催、全国「川の日ワークショップ」、「いい川・いい川づくりワークショップ」への参加(毎年、2005年には愛知県で開催し現地実行委員会を運営する)など、行政、学会のほか、全国水環境交流会など、諸団体や現地の河川活動団体との連携・協働をしています。
また日本河川協会の講演会行事「河川文化を語る会」において、写真家・竹内敏信氏「日本の自然と河川のあり方」(2003年)、鷲谷いづみ先生「川と氾濫原の生物多様性」(2009年)を共催し、その他、大熊孝先生「近代治水史と川の本質からみた治水のあり方」(2011年)、沖大幹先生「川と水と国土の未来を考える」(2012年)と題する講演会を開催しました。2016年以降は、愛知県で毎年「河川文化を語る会」を継続し、2019年には、第200回の記念となる「語る会」を三重県桑名市で開催させていただいたところです。(曲田浩和先生「江戸時代の伊勢湾経済圏と特産物流通」)
創立5年(2008年)の活動において河川功労賞を受賞、10年目(2013年)頃を契機に、「中部の広域圏連携」、「次世代育成と継承」を大きなテーマとして、学ぶ・交流するだけでなく、発信・行動する団体をめざし新たな展開を模索しているところです。愛知県が展開する市民向けまち歩きプロジェクト 「ブラアイチ」(2017年~)の協力団体となり、河川を始めとする地域の歴史と地形の変遷等を会員が案内する他、矢作川流域圏懇談会や伊勢湾流域圏(愛知・岐阜・三重)で展開する環境保全活動「22世紀奈佐の浜プロジェクト」などに協力し、特に学生を含めた若者たちとの連携や交流支援を進めているところです。
設立20年(2023年)を契機に第3ステージとして更に活動を発展させるために様々なネットワーク団体との連携を強化することとし、伊勢湾・遠州灘流域圏を視野に入れた中部流域連携ネットワーク(当会会員主体に2019年設立)との関わりなどを深化させています。
2025年6月に「域総合水管理のあり方について」が答申されたことも踏まえ、河川内・水辺だけでなく流域圏全体のあらゆる人たちが「健全な水循環社会」の構築に関わっていく必要があるでしょう。そのためのアプローチ手法(入口、流域を繋ぐ、世代を繋ぐ、セクターを超える、海から繋がる)広く展開していきます。これらの活動により、現在(2025年6月時点)の会員数は170名となっています。
愛知・川の会2024・2025事業展開
【令和7年度の活動予定】
- 10月11日~12日:22世紀奈佐の浜プロジェクト・学生&OB合宿及び答志島海岸清掃
- 10月25日~26日:第17回いい川・いい川づくりワークショップin兵庫県神戸大会への実行委員会
参加、発表
- 11月1日~2日:通算第8回木曽川流域研究会・研修会in木曽川源流域への参画、共催
- 12月20日:全国川ごみネットワーク主催の第11回川ごみサミット(東京)への参画、協力
/新たな世代も巻き込んだ今後の広がりと展開について通年で模索・発信して行く
- 2026年2月7日~8日:「河川文化を語る会」&エクスカーション開催/能・狂言
「草薙神剣ロードマップ~流域を超えて~」をテーマに熱田神宮から 草薙神社までを辿り繋ぐ
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