河川文化
河川文化を語る会講演集 <その42>

写真「河川文化を語る会(その42)」

平成10年6月から、川に関心のある方々が集まり、川にかかわる文化をテーマにゲストスピーカーから話を聞き、意見交換をしてまいりました。

今回、平成26年9から平成27年1月までのうち4回分の講演内容を講師が加筆修正し、講演集としてまとめました。

※ 販売は終了いたしました


収録内容

水辺の癒し効果を資源とした河川での環境経営
菅 和利 氏 
(芝浦工業大学名誉教授)

はじめに(癒し効果と唾液)
環境経営と行政経営
 環境経営/行政経営
環境資源として、水辺の自然環境を考える
 自然河川の環境要因
環境の質を見る物差しとしての「癒し効果」
  簡易脳波計での脳波の測定
河川環境の経済価値の定量化
河川・水辺の「癒し効果」の概念
「癒し効果」と気分尺度
河川の癒し効果の定量評価
 唾液のアミラーゼ活性値
ストレス指標による癒し効果も定量化
 調査地点の選択/水辺の癒し効果が生体反応に表れる時間遅れ/
 堰のせせらぎ音の構造とクラシックの音の構造の類似性/
 癒し効果の構造化と定量評価
水辺でのリハビリテーションの効果
総合的な考察
おわりに
[埼玉県の川の再生の取り組み]
 

水城の築堤とその時代

 小田 富士雄 氏 
(福岡大学名誉教授)

はじめに ―水城築堤1350年事業―
 水城築堤1350年祭/大宰府都城制とは/本日講話の三つのテーマ
T.西日本防衛体制の整備
 白村江敗戦の教訓/西日本山城の築城経過/664年中国使への対応/
 665年中国使への対応/都城制の外観をつくる/大陸側の情勢/大宰府条坊制/
 大宰府都城の全貌/扶餘の羅城/中国南朝の羅城/条坊制の施行計画/
 大宰府都城の段階的整備/二段階構成の防衛整備
U.水城の築堤と構造
 中山平次郎の調査/黒板勝美の調査/築成技法・敷粗朶工法/二段築成法/
 版築技法/貯水法の諸説/長沼賢海の発掘/林重徳の築堤研究/
 欠堤部・洗い堰か/東門跡/西門跡/取水口の模造と模型
V.白村江戦の戦後処理と東アジア
 水城築堤の季節/六六四年の中国使者来日/665年の中国使者来日/禰軍墓誌/
 「日本」国号の初見/朝鮮半島の動勢/671年の唐使来日と賜物/
 692年筑紫より仏像を送る/天智外交の終焉/建康城調査への期待
 

一尾の魚から始まった生き物観察会
 
  ―生き物たちから生命を教わる―

奥田 賢吾 氏 
(画家)

はじめに
調査概要
島田川水系の淡水魚相の特筆 ―ドジョウ科、シマドジョウの生息分布―
調査広域化の必然性
生き物救助保護活動
産卵場の整備
関係委員会、研修会の参加
観察会活動の展開 ―子供の観察会から始まって―
活動情報の発信 T
活動情報の発信 U
 

企業、公共両得の公共空間を利活用した
    都市ブランド創出を目指して

     岡 智恵子 氏 
(都市経営プロデューサー)

はじめに
都市経営とは
大阪の光のまちづくりの取り組み
浪華三大橋ライトアップ
光のまちづくりの各都市の取り組み
海外の取り組み
非日常の光 大阪・光の饗宴の取り組み
中之島ウエスト
 


講演者略歴