第204回

河川文化を語る会


未来のために知っておきたい、海とプラスチックの話
―保津川から取り組む海ごみの発生抑制策―


講 師:

原田 禎夫 (はらだ さだお) 
   (大阪商業大学公共学部 准教授
    /NPO法人プロジェクト保津川 代表理事)

 急速に深刻化する海のプラスチック汚染。しかし、ごみの大半は私たちの住む町から川を通じて流れ出しています。保津川下りや嵯峨野トロッコ列車で知られる京都・保津川では、「かめおかプラスチックごみゼロ宣言」を発表し、全国初のレジ袋禁止条例を制定するなど、内陸部から海ごみを減らす取り組みを進めています。なぜ、海のない町から海ごみ削減に向けた取り組みが始まったのでしょうか、また世界ではどんな取り組みが進んでいるのでしょうか?
 みなさんと一緒に「私たちにできること」を考えたいと思います。
 

【講師略歴】
1975年京都府亀岡市生まれ。2005年大阪商業大学経済学部専任講師を経て、現職。
近年深刻な問題となっている海や川のプラスチック汚染について、内陸部からのごみの発生抑制の観点から取り組むとともに、京都・保津川をフィールドに筏流しの復活や天然鮎の復活、内水面漁業の振興など川の文化の再生と伝承に取り組んでいる。
主な著書に、『現代社会の財政学』(共著、晃洋書房)、『産地の変貌と人的ネットワーク ―旭川家具産地の挑戦』(共著)、『京の筏:コモンズとしての保津川』(共著、ナカニシヤ出版)など。
 
日 時

2022年3月 19日(土) 14:30〜16:30  終了しました

場 所

ウインクあいち(愛知県産業労働センター) 10F「1001会議室」

会場開催とあわせてライブ配信をしました。
アーカイブをYouTubeで公開しています。ぜひ、ご視聴ください!

※ レジュメのデータは、講師より掲載の許可を得て公開しています



河川基金ロゴマーク 当講演会は、公益財団法人河川財団による河川基金の助成を受けています。