第200回

河川文化を語る会


江戸時代の環伊勢湾経済圏と特産物流通


講 師:

曲田 浩和 (まがりだ ひろかず) 氏 
 (日本福祉大学経済学部教授)

 タイトルにある環伊勢湾経済圏は、伊勢湾沿岸地域の都市のみならず、河川を通じて広がる内陸地域も含めて捉えています。たとえば桑名は城下町・湊町として栄えてきた伊勢湾沿岸の都市です。さらに木曽三川を通じて美濃・飛騨・信濃とつながっています。美濃和紙・和紙を使った提灯や飛騨・信濃の林産加工品などは、川船によって桑名に運ばれ、桑名からは廻船で関東や上方へと運ばれました。江戸時代(18世紀後半以降)は地域の特産物が注目される時代です。地域の生産物が特産物(ブランド)化するためには大量生産体制が不可欠です。この地方では味噌・溜(たまり)が有名です。その原料の大豆は、最初は地元産でしたが、しだいに関東・東北産が使われるようになります。輸送手段として川船や廻船が大きな役割を果たしています。
 このような環伊勢湾の海・川をつなぐ物流の歴史をお話しできればと思っています。


【講師略歴】
日本福祉大学知多半島総合研究所歴史・民俗部長を兼務しており、知多半島を中心に環伊勢湾経済圏をフィールドとした産業・流通などの歴史研究を行っている。『三重県史』『愛知県史』の編纂に関与。
 
日 時
平成31年3月17日(日) 14:30〜16:30
場 所
NTNシティホール(桑名市民会館) 「大会議室」

(三重県桑名市中央町3-20 TEL:0594-22-8511)

交 通
JR桑名駅より 徒歩約10分
参加費
無 料
申込み
申込み方法はこちらです。
FAX ・郵送・E-mailのいずれかでお申し込みください。
 お申込み後の参加票の送付等はありません。直接会場へお越しください。
問い合わせ

日本河川協会「河川文化を語る会」事務局  担当:高木,佐藤
TEL:03-3238-9771   FAX:03-3288-2426 
E-mail:katarujapanriver.or.jp  ※「★」を半角「@に置き換えてください。

主催:公益社団法人 日本河川協会    共催:愛知・川の会,川づくり会議みえ
後援:国土交通省中部地方整備局, 愛知県,三重県,桑名市

※ ご連絡いただきました個人情報は、厳重に管理した上で、講演会等当協会からのご案内に利用させていただきます
※ 天候等の理由により、やむを得ず中止する場合は、ホームページとfacebookでお知らせいたします。



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ご参加、お待ちしております。
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河川基金ロゴマーク 当講演会は、公益財団法人河川財団による河川基金の助成を受けています。
また、「土木学会CPDプログラム」として認定されています。【認定番号:JSCE18-1413,単位数:2.0
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