第198回

河川文化を語る会

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次の機会に、せひお越しください。


豊臣秀吉・大坂城・大坂の陣と河川

講 師:

北 川  央 (きたがわ ひろし) 氏 
 (大阪城天守閣館長)

豊臣秀吉は尾張国中村に生まれ、諸国放浪ののち、織田信長に仕え、信長に才能を認められて出世を遂げ、天正2年(1574)に近江・長浜城主、天正5年には中国攻めの総司令官となりました。天正10年、本能寺の変で信長が亡くなると、山崎合戦で明智光秀を破って主君の仇を報じ、翌天正11年の賤ヶ岳合戦では柴田勝家を破り、信長後継者の座を不動のものとしました。同年秀吉は大坂城を築いて天下統一の拠点とし、紀州・四国・北陸・九州・関東・東北を次々と平定し、天正18年には全国統一を成し遂げました。その秀吉の生涯を眺めると、他の武将たちとは一線を画し、戦争における強さというより、土木事業に秀で、その実力によってのし上がったという面が強く感じられます。今回の講演では、秀吉の土木事業を概観して、彼が土木事業に特異な才能を有した理由を考察するとともに、彼による淀川改修、また大坂の陣の際の淀川をめぐる攻防戦などを紹介したいと思います。


【講師略歴】
1961年大阪府生まれ。神戸大学大学院文学研究科修了。1987年に大阪城天守閣学芸員となり、主任学芸員・研究主幹などを経て、2014年より館長。この間、東京国立文化財研究所・国際日本文化研究センター・国立歴史民俗博物館・国立劇場・神戸大学・関西大学など、多くの大学・博物館・研究機関で委員・研究員・講師を歴任。現在は全国城郭管理者協議会会長、九度山・真田ミュージアム名誉館長などを兼ねる。織豊期政治史ならびに近世庶民信仰史、大阪地域史専攻。
著書に『大坂城と大坂の陣―その史実・伝承』『大阪城・大坂の陣・上町台地―北川央対談集―』(いずれも新風書房)、『なにわの事もゆめの又ゆめ―大坂城・豊臣秀吉・大坂の陣・真田幸村―』(関西大学出版部)、『大阪城ふしぎ発見ウォーク』(フォーラム・A)、『神と旅する太夫さん 国指定重要無形民俗文化財「伊勢大神楽」』(岩田書院)、『おおさか図像学 近世の庶民生活』(東方出版、編著)、『大和川付替えと流域環境の変遷』(古今書院、共編著)、『大坂城 絵で見る日本の城づくり』(講談社、監修、第48回講談社出版文化賞)、『大坂の陣 豊臣方人物事典』(宮帯出版社、監修)ほか多数。
 
日 時
平成30年11月15日(木) 18:30〜20:30
場 所
エル・おおさか(大阪府立労働センター) 7F「709会議室」

(大阪市中央区北浜東3-14 TEL:06-6942-0001)

交 通
地下鉄谷町線・京阪電鉄「天満橋」駅から西へ300m
参加費
無 料
申込み
定員に達しましたので、締め切らせていただきました。
またのご参加を心よりお待ちしております 。
問い合わせ

日本河川協会「河川文化を語る会」事務局  担当:高木,佐藤
TEL:03-3238-9771   FAX:03-3288-2426 
E-mail:katarujapanriver.or.jp  ※「★」を半角「@に置き換えてください。

主催:公益社団法人 日本河川協会   共催:大阪の河川(かわ)を愛する会   後援:大阪府

※ ご連絡いただきました個人情報は、厳重に管理した上で、講演会等当協会からのご案内に利用させていただきます
※ 天候等の理由により、やむを得ず中止する場合は、ホームページにてお知らせいたしますのでご確認ください。



ご家族、お知り合いの方々、お誘い合わせの上、ふるってご参加ください。
ご参加、お待ちしております。
PDFファイルのチラシもご利用ください。

河川基金ロゴマーク 当講演会は、公益財団法人河川財団による河川基金の助成を受けています。
また、「土木学会CPDプログラム」として認定されています。【認定番号:JSCE18-1032,単位数:2.0単位
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