第195回

河川文化を語る会


【水の都・大阪の再生のために】

新作能『水の輪』
〜こどもたちと一緒にユネスコ世界無形遺産の能楽により
   「水を大切にする気持ち」で世界を一つにつなげる〜


講 師:

山本 佳誌枝 (やまもと よしえ) 氏 
 (公益財団法人 山本能楽堂 事務局長)

 大阪は難波津の時代から、豊かな水の恵みで発展を遂げてきました。世界的にも珍しい「ロの字型の水の回廊」によって、人々の生活はいつも水のすぐそばにあり、水とともに生活が育まれ、その中から豊かな文化が生まれました。江戸時代になり「天下の台所」と呼ばれるようになったのも、水運に恵まれたために他なりません。しかし、高度成長期の時代迎え、水は濁り、悪臭さえ放つようになり、人々はいつしか水に背を向けて生活するようになりました。そのような現状を改善するため、平成21年に官民一体となって「水都大阪2009」が52日間開催され、その最終日を彩るイベントとして新作能「水の輪」が、当時新しく整備された「川の駅・はちけんや」で初演されました。「水の輪」は水の浄化をテーマに環境問題について考えるお能です。汚れてしまった大阪の水を水鳥に扮するこどもたちが大勢出てきて掃除をし、美しくよみがえった水に再び水の神様が現れて大阪の繁栄を言祝ぎます。水と文化のかかわり、そして文化が社会にはたす役割の可能性についてお話しいただきます。


【講師略歴】
京都市生まれ。同志社大学文学部英文科、辻学園日本調理師専門学校卒業。
観世流能楽師・山本章弘との結婚を機に、能楽の世界に関わるようになる。公益財団法人山本能楽堂 事務局長として、能楽の普及と継承につとめる。「開かれた能楽堂」をコンセプトに多彩な事業を展開。近年は能楽だけでなく、文楽、落語、講談など大阪に伝わる伝統芸能全体の普及・継承、情報発信も担う。平成22年より毎年東ヨーロッパを中心に能の海外公演も実施する。平成29年には大阪城とブルターニュ大公城(フランス・ナント市)の友好城郭提携記念としてナントで初めての能楽公演を実施し、大阪市とナント市の国際交流を深めた。 事務局として外務大臣表彰、ティファニー財団伝統文化大賞など多数の賞を受賞。第1回サクヤヒメ賞受賞。
 
日 時
平成29年11月21日(火) 18:30〜20:30
場 所
エル・おおさか(大阪府立労働センター) 6F「606会議室」

(大阪市中央区北浜東3-14 TEL:06-6942-0001)

交 通
地下鉄谷町線・京阪電鉄「天満橋」駅から西へ300m
参加費
無 料
申込み
申込み方法はこちらです。
FAX ・郵送・E-mailのいずれかでお申し込みください。
 お申込み後の参加票の送付等はありません。直接会場へお越しください。
問い合わせ

日本河川協会「河川文化を語る会」事務局  担当:高木,佐藤
TEL:03-3238-9771   FAX:03-3288-2426 
E-mail:katarujapanriver.or.jp  ※「★」を半角「@に置き換えてください。

主催:公益社団法人 日本河川協会   共催:大阪の河川(かわ)を愛する会   後援:大阪府

※ ご連絡いただきました個人情報は、厳重に管理した上で、
講演会等当協会からのご案内に利用させていただきます

※ 天候等の理由により、やむを得ず中止する場合は、   
ホームページにてお知らせいたしますのでご確認ください。



ご家族、お知り合いの方々、お誘い合わせの上、ふるってご参加ください。
ご参加、お待ちしております。
PDFファイルのチラシもご利用ください。

河川基金ロゴマーク 当講演会は、公益財団法人河川財団による河川基金の助成を受けています。
また、「土木学会CPDプログラム」として認定されています。【認定番号:JSCE17-1165,単位数:2.0単位】
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