第194回

河川文化を語る会

定員に達しましたので、お申し込みを締め切らせていただきました


利根川東遷の謎 ―今更の疑問、なぜ?―

講 師:

竹村 公太郎 (たけむら こうたろう) 氏 
 (特定非営利活動法人 日本水フォーラム 代表理事)

 1590年、徳川家康は豊臣秀吉によって関東、江戸に移封された。これは左遷よりさらに酷い幽閉であった。家康は不毛の大湿地帯の中に孤立してしまった。1600年、その家康は関ケ原で勝利すると、なぜかその江戸に帰ってしまった。
 家康には関東での大仕事が待っていた。利根川東遷事業であった。伊奈忠次に命じた利根川東遷は、緑が目に染みる利根川流域を手に入れるにはどうしても必要な事業であった。
 利根川東遷を企画した伊奈忠次とは、どのような人物だったのか? 伊奈流治水とはどのようなものだったのか? この難工事の東遷の目的は何だったのか?
 関東平野の治水? 関東の水運確保? 北の伊達政宗への防御?
 日本最大の国土の大変更を成し遂げた家康は、何を考えていたのか? 家康は関東で何を見ていたのか? なぜ、利根川東遷が必要だったのか?
 家康は何も書いていない。何も言葉で残していない。だから河川に携わる私たちの謎ときの永遠のゲームとなっている。


【講師略歴】
日本水フォーラム代表理事及び事務局長
博士(工学)。1945年生まれ、神奈川県出身
1970年東北大学工学部土木工学科修士修了。同年建設省入省、宮ケ瀬ダム所長、中部地方建設局河川部長、近畿地方建設局長を経て国土交通省河川局長。2001退職。一貫して河川、水資源、環境問題に従事。
首都大学東京客員教授、人事院研修所客員教授
著書:「日本文明の謎を解く」「土地の文明」「幸運な文明」「日本史の謎は『地形』」で解ける」(PHP文庫3部作)「水力発電が日本を救う」(東洋経済新報社)など多数。
 
日 時
平成29年10月30日(月) 14:00〜16:00
場 所
埼玉県県民健康センター 1F「大会議室C」

(さいたま市浦和区仲町3-5-1 TEL:048-824-4801)

交 通
JR京浜東北線「浦和駅」から徒歩15分,JR埼京線「中浦和駅」から徒歩20分
参加費
無 料
申込み
定員に達しましたので、締め切らせていただきました。
またのご参加を心よりお待ちしております 。
問い合わせ

日本河川協会「河川文化を語る会」事務局  担当:高木,佐藤
TEL:03-3238-9771   FAX:03-3288-2426 
E-mail:katarujapanriver.or.jp  ※「★」を半角「@に置き換えてください。

主催:公益社団法人 日本河川協会   共催:彩の川研究会   後援:埼玉県

※ ご連絡いただきました個人情報は、厳重に管理した上で、
講演会等当協会からのご案内に利用させていただきます



ご家族、お知り合いの方々、お誘い合わせの上、ふるってご参加ください。
ご参加、お待ちしております。
PDFファイルのチラシもご利用ください。

河川基金ロゴマーク 当講演会は、公益財団法人河川財団による河川基金の助成を受けています。
また、「土木学会CPDプログラム」として認定されています。【認定番号:JSCE17-0940,単位数:2.0単位】
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