第149回

河川文化を語る会

環太平洋の生命文明 : 水の循環を守った文明

講師:

安田 喜憲 (やすだ よしのり 
(環境考古学者/国際日本文化研究センター 教授)

 かつて環太平洋には長江文明やクメール文明に代表される稲作漁撈文明が存在した。この稲作漁撈文明は森・里・海の水の循環系を守る持続型の文明だった。おなじく中米のマヤ文明や南米のアンデス文明も、トウモロコシやジャガイモを栽培する文明であったが、完璧な水の循環系を維持した文明だった。
 講演では、かつて環太平洋に存在した水の文明の実態とその文明の伝統が未来社会に果たすべき役割について報告したい。

 

【講師略歴】

1946年三重県生まれ。東北大学大学院理学研究科修士課程修了。理学博士。専攻は、環境考古学。古代文明の比較研究。「環境考古学」という新たな分野を日本で初めて確立した。1980年には、日本文化が森の文化であったことを初めて実証した。古代文明の盛衰と環境変動とのかかわりを世界的スケールから研究し、自然科学と人文科学の学際的研究に取り組んでいる。スウェーデン王立科学アカデミー会員。1996年中日文化賞、2007年紫綬褒章受章。
著書に『森林の荒廃と文明の盛衰』(思索社)、『日本よ、森の環境国家たれ』(中公叢書)、『環境考古学事始』(洋泉社)、『生命文明の世紀へ』(第三文明社レグルス文庫)、『稲作漁撈文明』(雄山閣)、 『山は市場原理主義と闘っている』(東洋経済新報社)ほか多数。


日 時
平成22年10月25日(月) 18:00〜20:00
場 所
厚生会館(全国土木建築健保)  5F「青竹・紅梅」

  (東京都千代田区平河町1-5-9 (財)土木建築厚生会 TEL:03-3264-1241)

交 通
東京メトロ 有楽町線 : 麹町駅1番出口徒歩2分
東京メトロ 半蔵門線 : 半蔵門駅1,2番出口徒歩5分
参加費
二種正会員(個人会員)/学生 : 無 料
一 般 : 500円 (当日申し受けます)
申し込み

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この「河川文化を語る会」は、(財)河川環境管理財団の河川整備基金の助成を受けて行っています。
「土木学会CPDプログラム」として認定されています。【認定番号:JSCE10-0409,単位数:2.0単位】
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