第143回

河川文化を語る会

水・物質循環から見た自然と共生する流域つくり
―沖縄石垣島を例として―

講 師: 池田 駿介 (いけだ しゅんすけ)  
 (東京工業大学 名誉教授)

 沖縄では、農地の開発や営農形態の変化に伴って、赤土と呼ばれる微細粒子が海域へ流出し、チッソ・リンなどの栄養塩類の流出も増加している。これらは、海域に存在するサンゴなどに甚大な影響を与えており、貴重な自然環境の悪化が顕著になっている。ここでは、沖縄石垣島にある名蔵(なぐら)流域を対象として、赤土・栄養塩類の流出過程を表面流出・地下水流出に分けて詳細に観測して物質の移動プロセスを把握し、WEPPモデルによってこれらの流出過程を再現させ、土地利用や営農形態などを変えることによって、どの程度物質流出を低減することができるかを示している。この削減量は、サンゴが生育できる環境を復元できる物質量から決定され、それが流域管理に反映される。また、これらの削減には、農家などの協力が必要であることから様々な支援策の提案を行っている。

 

【講師略歴】
1945年生まれ。東京大学大学院工学系研究科修了。工学博士。
流体力学・河川工学を専門とし、生態系を含む環境水理学の分野で研究を行い、河川の物質循環、沖縄の赤土流出、マングローブの機能などを研究テーマとしている。
日本学術会議会員、日本工学アカデミー会員、中央環境審議会委員、科学技術・学術審議会委員。
受賞歴:土木学会論文賞、米国土木学会Hilgard賞など。

日 時
平成22年4月26日(月) 18:00〜20:00
場 所
厚生会館(全国土木建築健保)  5F「青竹・紅梅」

  (東京都千代田区平河町1-5-9 (財)土木建築厚生会 TEL:03-3264-1241)

交 通
東京メトロ 有楽町線 : 麹町駅1番出口徒歩2分
東京メトロ 半蔵門線 : 半蔵門駅1,2番出口徒歩5分
参加費
二種正会員(個人会員)/学生 : 無 料
一 般 : 500円 (当日申し受けます)
申し込み

申し込み方法はこちらです。
FAX または E-mail にてお申し込みください。
(お申し込み後の参加票の送付等はありません。直接会場へお越し下さい)

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ご家族、お知り合いの方々、お誘い合わせの上、ふるってご参加ください。
心よりお待ちしております。
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この「河川文化を語る会」は、(財)河川環境管理財団の河川整備基金の助成を受けて行っています。
「土木学会CPDプログラム」として認定されています。【認定番号:JSCE09-0852,単位数:2.0単位】
CPDマーク