第142回

河川文化を語る会

川を活かし、水に親しむまちづくり

講 師: 陣内 秀信 (じんない ひでのぶ)  
(法政大学デザイン工学部 教授)

 自分自身のヴェネツィア留学体験をベースに置きながらお話したい。近年の成功例として、ミラノの人気スポットであるナヴィリオ(運河)地区、南イタリアの港町の水辺がいかに再生され、市民に親しまれているかを紹介する。ロンドンでのフローティング・ヴィレッジの実現といった水辺利用の価値ある最新情報にも触れる。次に、海外の都市との比較の視点から、東京の水辺都市の特徴を江戸に遡りながら検証する。<水>のもつ様々な役割・意味は、世界のどんな国よりも大きかったと考えられ、舟運、産業、経済活動ばかりか、宗教的、儀礼的な役割、遊びの要素とも密接に結びついていたことを示す。近代におけるその水辺の衰退、破壊から再生へ転じたプロセスを振り返りながら、日本での水辺復権に向けて乗り越えるべき問題的を考える。近年における、水辺活用の積極的な例をたくさん紹介しながら、今後進むべき方向性を考えてみたい。


【講師略歴】
1947年福岡県生まれ。東京大学大学院工学系研究科修了・工学博士。
イタリア政府給費留学生としてヴェネツィア建築大学に留学、ユネスコのローマ・センターで研修。
専門はイタリア建築史・都市史。中央区郷土天文館館長。
著書:『東京の空間人類学』(筑摩書房)、『水の東京』(編著、岩波書店)、『ヴェネツィア - 水上の迷宮都市』(講談社)、『イタリア海洋都市の精神』(講談社)
受賞歴:サントリー学芸賞、建築史学会賞、国際賞ローマ大学名誉学士号等

日 時
平成22年3月15日(月) 18:00〜20:00
場 所
厚生会館(全国土木建築健保)  5F「青竹・紅梅」

  (東京都千代田区平河町1-5-9 (財)土木建築厚生会 TEL:03-3264-1241)

交 通
東京メトロ 有楽町線 : 麹町駅1番出口徒歩2分
東京メトロ 半蔵門線 : 半蔵門駅1,2番出口徒歩5分
参加費
二種正会員(個人会員)/学生 : 無 料
一 般 : 500円 (当日申し受けます)
申し込み

申し込み方法はこちらです。
FAX または E-mail にてお申し込みください。
(お申し込み後の参加票の送付等はありません。直接会場へお越し下さい)

※ ご連絡いただきました個人情報は、厳重に管理した上で、
講演会等当協会からのご案内に利用させていただきます



ご家族、お知り合いの方々、お誘い合わせの上、ふるってご参加ください。
心よりお待ちしております。
PDFファイルのチラシもご利用ください。

この「河川文化を語る会」は(財)河川環境管理財団の河川整備基金事業で行っています。
「土木学会CPDプログラム」として認定されています。【認定番号:JSCE09-0780,単位数:2.0単位】
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