第140回

河川文化を語る会

流域から見た河川の望ましい河幅・断面形 ―自然河川に学ぶ

講 師: 福岡 捷二 (ふくおか しょうじ)  
 (中央大学理工学部 教授)

 治水と環境目的で河川の改修を行うに際しては、現在および将来の河幅がどのような考えで決められたのか、なぜこの河幅が必要であるかを判断するわかりやすい指標があれば、人々が河川の状況や川づくりを理解する上で役立つ。今日の河川は、流域で発生した多くの大洪水や土砂流出を受けて形成され、流域の支配的な流量、河床勾配、河床材料に対応した河道断面形を有していると考えられる。我が国109水系の一級河川基準地点の断面形(河幅、水深)、支配流量、河床勾配、河床材料の関係を検討した結果、これらの間に定まった無次元関係式が成立することを示す。この関係式はカナダとアメリカの船底型河道断面を有する自然河川においても成立することから、治水上、環境上望ましい河幅、河道断面形は自然河道に近い河道と考え、導いた関係式の持つ意味およびこの関係式を今後の川づくりの指標として用い、検討する方法を論じる。

 

【講師略歴】
1942年、北海道生まれ。1966年東京工業大学理工学部土木工学科助手、75年同大助教授、85年建設省土木研究所河川部河川研究室長、88年東京工業大学工学部土木工学科助教授、94年広島大学工学部教授を経て2004年中央大学研究開発機構教授。2008年より中央大学理工学部特任教授、研究開発機構教授。専門は河川工学。
主な著書に『洪水の水理と河道の設計法 ―治水と環境の調和した川づくり―』(森北出版,2005年)、『Flow and Sediment Transport in Compound Channels』(IAHR Monograph Series,2009年)、『Floodplain Risk Management』(A.A.Balkema,1998年)、『River Meandering−Water Resources Monograph 12』(American Geophysical Union,1989年)などがある。

日 時
平成22年1月26日(火) 18:00〜20:00
場 所
弘済会館 4F会議室「蘭」

 (東京都千代田区麹町5-1 (財)鉄道弘済会 TEL:03-5276-0333)

交 通
地下鉄有楽町線:麹町駅 2番出口徒歩5分、JR:四ッ谷駅 麹町出口徒歩5分
地下鉄丸の内線/南北線:四ッ谷駅 共通1番出口徒歩5分
参加費
二種正会員(個人会員)/学生 : 無 料
一 般 : 500円 (当日申し受けます)
申し込み

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心よりお待ちしております。
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この「河川文化を語る会」は(財)河川環境管理財団の河川整備基金事業で行っています。
「土木学会CPDプログラム」として認定されています。【認定番号:JSCE09-0735,単位数:2.0単位】
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