第137回

河川文化を語る会

流域思考の都市再生
緑の列島を流域ごとに暮らしなおす環境ビジョン

講 師: 岸 由 二 (きし ゆうじ)  
 (慶應義塾大学経済学部 教授・
   NPO法人鶴見川流域ネットワーキング 代表理事)

 雨水の集まる領域と定義される流域は、大地に刻まれた地球の空間単位です。豪雨・渇水時代に突入する地球温暖化危機や、第六の大絶滅時代に至るかとも危惧される生物多様性危機に直面する地球社会にとって「流域」は、水災害への対応や環境保全の課題を軸として、アメニティー・福祉・教育、さらには産業の再配置まで視野に入れた広義の都市再生の根本枠組となってゆく可能性ありと私は考えます。産業文明は都市文明です。流域思考の都市再生は、地球の制約や可能性の尊重を忘れた現代産業文明を、地球と共存するエコロジカルな産業文明に転換してゆくための牽引力となるはず。そんなビジョンに沿って私が、鶴見川流域や多摩三浦丘陵域において関与してきた環境保全、流域計画、地域文化育成、次世代育成の試みなどを紹介しつつ、地球共生時代をひらく環境哲学のありかたについても考えたいと思います。


【講師略歴】(きし・ゆうじ)
1947年東京目黒川流域生まれ。鶴見川流域育ち。横浜市立大学、東京都立大学大学院を経て1976年慶應大学助手。現在にいたる。生態学を専門としつつ、自然ランドスケープを枠組みとした環境保全、流域計画、都市計画にかかわり、NPO鶴見川流域ネットワーキングなどの環境NPO活動を推進する。著書に、『自然へのまなざし』(紀伊国屋書店)、『リバーネーム』(リトル・モア)、共著に『進化論と社会』(東京大学出版会)、『いるか丘陵の自然観察ガイド』(山と渓谷社)、『流域圏プランニングの時代』(技法堂)、『鶴見川流域誌・流域編』(京浜河川事務所)、訳書に『人間の本性について』(筑摩学芸文庫)、『利己的な遺伝子』(共訳:紀伊国屋書店)、『進化生物学』(共訳:蒼樹書房)、『足もとの自然からはじめよう』(日経BP)など。国土交通省河川分科会委員、鶴見川流域水委員会委員などを務める。

日 時
平成21年10月19日(月) 18:00〜20:00
場 所
シェーンバッハ・サボー 3F「穂 高」

 (東京都千代田区平河町2-7-5 砂防会館 別館B TEL:03-3261-8390)

交 通
地下鉄 永田町駅(有楽町線・半蔵門線・南北線)4番出口 徒歩2分
参加費
二種正会員(個人会員)/学生 : 無 料
一 般 : 500円 (当日申し受けます)
申し込み

申し込み方法はこちらです。
FAX または E-mail にてお申し込みください。
(お申し込み後の参加票の送付等はありません。直接会場へお越し下さい)

※ ご連絡いただきました個人情報は、厳重に管理した上で、
講演会等当協会からのご案内に利用させていただきます



ご家族、お知り合いの方々、お誘い合わせの上、ふるってご参加ください。
心よりお待ちしております。
PDFファイルのチラシもご利用ください。

この「河川文化を語る会」は(財)河川環境管理財団の河川整備基金事業で行っています。
「土木学会CPDプログラム」として認定されています。【認定番号:JSCE09-0395,単位数:2.0単位】
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