第136回

河川文化を語る会

ゲームで学ぶ災害リスク・コミュニケーション


講 師: 矢守 克也 (やもり かつや)  
(京都大学防災研究所 巨大災害研究センター 教授)

 災害リスク・コミュニケーションのためのツールとして開発した防災ゲーム「クロスロード」について、実際にプレーしながらご紹介したいと思います。「クロスロード」とは、「岐路」、「分かれ道」のこと。安全・安心に関する取り組みには、ジレンマ ―「こちらを立てればあちらが立たず」― がつきまとうことが多いものです。たとえば、「人数分確保できていない緊急食料をそれでも今すぐ配るか」、「学校教育の早期再開を犠牲にしてでも学校用地に仮設住宅を建てるか」など。河川について言えば、「親水と防災、どちらに力を入れる?」といった問いも同じ構造をもっています。「クロスロード」のルーツとなった「クロスロード(神戸編)」の素材は、1995年の阪神・淡路大震災の際、神戸市職員が実際に直面したジレンマ(むずかしい判断)です。「クロスロード」には、その後、一般住民の防災対策をテーマにした「市民編」や「災害ボランティア編」なども加わりました。「クロスロード」では、上に示したようなジレンマについて、まずゲーム参加者一人一人が自分ならどうするかを考えます。次に、判断の結果を、YES/NOのカードで他のゲーム参加者に示し、その後、そのジレンマについてグループで話し合います。


【講師略歴】
京都大学防災研究所・教授。京都大学大学院情報学研究科・教授を併任。大阪大学大学院人間科学研究科博士課程単位取得退学。博士(人間科学)。ヨハネス・ケプラー大学客員研究員、ウィーン環境大学客員研究員などを経て現在に至る。人と防災未来センター震災資料研究主幹、語り部KOBE1995顧問、日本災害救援ボランティアネットワーク理事、大規模災害対策研究機構理事、関西学院大学災害復興制度研究所客員研究員などを兼務。専門は、社会心理学、防災心理学。
主著に、『防災ゲームで学ぶリスクコミュニケーション』、『クロスロード・ネクスト』、『〈生活防災〉のすすめ』(以上3冊、ナカニシヤ出版)、『夢みる防災教育』(晃洋書房)、『防災人間科学』(東京大学出版会、近刊)など。共同開発した防災ゲームに、『クロスロード』、『ぼうさいダック』『ぼうさいダズン』など。

日 時
平成21年9月7日(月) 18:00〜20:00
場 所
厚生会館(全国土木建築健保)  5F「青竹・紅梅」

  (東京都千代田区平河町1-5-9 (財)土木建築厚生会 TEL:03-3264-1241)

交 通
東京メトロ 有楽町線 : 麹町駅1番出口徒歩2分
東京メトロ 半蔵門線 : 半蔵門駅1,2番出口徒歩5分
参加費
二種正会員(個人会員)/学生 : 無 料
一 般 : 500円 (当日申し受けます)
申し込み

申し込み方法はこちらです。
FAX または E-mail にてお申し込みください。
(お申し込み後の参加票の送付等はありません。直接会場へお越し下さい)

※ ご連絡いただきました個人情報は、厳重に管理した上で、
講演会等当協会からのご案内に利用させていただきます



ご家族、お知り合いの方々、お誘い合わせの上、ふるってご参加ください。
心よりお待ちしております。
PDFファイルのチラシもご利用ください。

この「河川文化を語る会」は(財)河川環境管理財団の河川整備基金事業で行っています。
「土木学会CPDプログラム」として認定されています。【認定番号:JSCE09-0276,単位数:2.0単位】
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