第125回

河川文化を語る会

硫黄酸化物と樹木の立ち枯れの関係
―炭による立ち枯れ予防と二酸化炭素の削減―


講 師: 大森 禎子(おおもり ていこ) 氏 
 (元 東邦大学理学部教授)

 樹木の立ち枯れは世界中で発生し、日本海沿岸のマツ枯れは秋田県まで進行し、残っていた内陸のマツやスギやナラも枯れ始めている。化石燃料の燃焼は、二酸化炭素の排出量に比例して硫黄酸化物も排出し、その中の三酸化硫黄は、雲の水滴に溶解し硫酸となる。硫酸は如何に濃度が低くても風で運ばれ、付着した場所で水分のみ蒸発し、その場に100%残り、濃縮と蓄積で濃度が高くなる。硫酸は樹木に傷害を与え、樹木は病虫害に対する抵抗力を失い立ち枯れるが、最終の可視的現象が原因とされている。間伐材や廃材を炭にすると、成長に必要で吸収したカリウムやカルシュウム等を含み、土壌に撒いて雨がかかればアルカリ溶液となり酸性土壌を中和し、残った成分は再び栄養源となる。残った炭は吸湿剤や土壌細菌の住み家となり土壌の活性化に役立つ。炭は自然界では燃焼しない限り二酸化炭素には永久に戻らない。燃料とした場合は自分自身が吸収した二酸化炭素であるから地球上の割合は増加しない。以上のことは多くの調査結果から明らかになり、それをお話しします。


【講師略歴】
1929年茨城県生まれ。東邦(旧帝国)女子理学専門学校卒業後、同専門学校助手、東邦大学理学部講師、助教授、教授を経て1996年退職。2001年まで同学部非常勤講師を務める。
“水中および鉱物中の微量成分の分析法に関する研究”で学位取得(理博)。
1992年 日本工業用水協会 第28回研究発表論文賞を受賞。環境問題の調査研究で世界各地を巡り、現在は「樹木の大気汚染による立ち枯れ調査と立証」をテーマに研究活動を続けている。
論文、国際学会報文等多数。国際シンポジウムほか、講演多数。

日 時
平成20年10月20日(月) 18:00〜20:00
場 所
厚生会館(全国土木建築健保)  5F「青竹・紅梅」

  (東京都千代田区平河町1-5-9 (財)土木建築厚生会 TEL:03-3264-1241)

交 通
東京メトロ 有楽町線 : 麹町駅1番出口徒歩2分
東京メトロ 半蔵門線 : 半蔵門駅1,2番出口徒歩5分
参加費
個人会員/学生 : 無 料
一 般 : 500円 (当日申し受けます)
申し込み

申し込み方法はこちらです。
FAX または E-mail にてお申し込みください。
(お申し込み後の参加票の送付等はありません。直接会場へお越し下さい)

※ ご連絡いただきました個人情報は、厳重に管理した上で、
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ご家族、お知り合いの方々、お誘い合わせの上、ふるってご参加ください。
心よりお待ちしております。
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この「河川文化を語る会」は(財)河川環境管理財団の河川整備基金事業で行っています。
「土木学会CPDプログラム」として認定されています。
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