第121回

河川文化を語る会

川エビから水辺の小わざへ、
そして環境マネジメントへ


講 師:

浜野 龍夫 (はまの たつお)  
 (独立行政法人 水産大学校 生物生産学科 准教授)

 毎年夏から秋の夜に水辺で繰り返されているドラマを知る人は少ない。川でふ化して海に流れ下った川エビの幼生たちは、稚エビに変態した後に、夏から秋の夜に川を遡る。緩やかな水ぎわを泳ぎ歩きながら、飛沫のかかる岩場の上を隊列を組んで、上流へ上流へと上がって行く。なぜ彼らは川で生まれたのに、海に下るのだろうか。それは、日本が黒潮の接岸する島国であり、その河川が短く急峻であることと深く関わりがある。
 今回は、まず、このような小さな川エビの知られざる生態とその生活史の進化について紹介する。そしてさらに、その生態研究がきっかけとなって生まれた「水辺の小わざ」(流域全体の生態系をより豊かにするために、川の中のいろいろな生きものの一生や川全体の特性を把握し、小規模でありながらもその水辺にふさわしい効率的な改善策を様々な視点で工夫する山口独自の取り組み)について説明し、それが単なる地方の河川土木技術を扱う取り組みなのではなく、各地で河川における環境マネジメントの一翼を担う展開を見せていることに言及したい。


【講師略歴】(はまの・たつお)
1959年生まれ。徳島県出身。九州大学大学院博士課程修了。農学博士。
主な著書(分担執筆)は『水辺の小わざ』、『原色検索日本海岸動物図鑑』、『世界のザリガニ飼育図鑑』など。
山口県土木建築部建設環境技術アドバイザー、徳島県希少生物等保護専門委員を務める。

日 時
平成20年6月28日(土) 14:00〜16:00
場 所
パルトピアやまぐち」 2階 大ホール

(山口市神田町1-80 TEL:083-923-6088)

交 通

JR山口駅・湯田温泉駅よりコミュニティバス利用
  「朝倉中央」バス停下車 徒歩3分

参加費
無 料
申し込み
申し込み方法はこちらです。
FAX ・郵送・E-mailのいずれかでお申し込みください。
(お申し込み後の参加票の送付等はありません。直接会場へお越し下さい)
 
主催:(社)日本河川協会   共催:やまぐち水辺交流会   
後援:山口県,山口県内水面漁業協同組合連合会

※ ご連絡いただきました個人情報は、厳重に管理した上で、
講演会等当協会からのご案内に利用させていただきます



ご家族、お知り合いの方々、お誘い合わせの上、ふるってご参加ください。
ご参加、お待ちしております。
PDFファイルのチラシもご利用ください。

この「河川文化を語る会」は(財)河川環境管理財団の河川整備基金事業で行っています。
「土木学会CPDプログラム」として認定されています。
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