第117回

河川文化を語る会

小さなシジミが教えてくれた
自然保護活動の大きな問題点
−向上高校生物部の調査奮闘記−

講 師: 園 原 哲 司 氏 
(向上高等学校 教諭・生物部顧問)

 1999年以来、外来種タイワンシジミの研究に取り組んでいる向上高校生物部の原点は、それまで観察を継続していた営巣中の小金塚サギコロニーが突然伐採されたことにある。当時の生物部員たちの驚き、怒り、無力感は、計り知れないものがあった。時を同じくして外来種のタイワンシジミに出会い、その目を広く周囲の自然環境に向けていった。これ以降、生物部員たちは取りつかれたようにシジミの分布調査に没頭することとなった。
 生物部の先輩から後輩へと引き継がれた外来種タイワンシジミの分布調査は、「桂川・相模川流域協議会」をはじめ、自然保護に関わる多くの方と第一線の研究者の協力を得て、9年の歳月をかけて、相模川全流域、全長113kmにおよぶ全国的に見ても類例のないシジミ類調査となった。この調査によって、ホタル保護活動をはじめとする自然保護活動に伴う外来種タイワンシジミ分布拡大という看過できない問題が明らかになった。一方、外来種シジミに関する全国的な情報発信と情報収集によって、あらたに18県でタイワンシジミの生息が確認された。
 サギコロニー伐採のショックから立ち上がり、9年間にわたり黙々と地道なフィールドワークを続けた生物部の、第9回日本水大賞 大賞(グランプリ)受賞に至る足取りを、地域で活動する心優しい「生き物好きの大人たち」との交流と共に紹介する。


【講師略歴】
1954年長野県生まれ。1979年に東海大学大学院理学研究科物理学専攻の修士課程を修了し、向上高等学校に赴任。1996年より生物部の顧問として、サギコロニーの観察、外来種タイワンシジミの分布調査、絶滅危惧種ニホンミズシタダミなどの調査、研究活動を指導してきた。

日 時
平成20年2月19日(火) 18:00〜20:00
場 所
厚生会館(全国土木建築健保)  5F「青竹・紅梅」

  (東京都千代田区平河町1-5-9 (財)土木建築厚生会 TEL:03-3264-1241)

交 通
東京メトロ 有楽町線 : 麹町駅1番出口徒歩2分
東京メトロ 半蔵門線 : 半蔵門駅1,2番出口徒歩5分
参加費
個人会員/学生 : 無 料
一 般 : 500円 (当日申し受けます)
申込み

申込み方法はこちらです。
FAX または E-mail にてお申し込みください。
(お申込み後の参加票の送付等はありません。直接会場へお越し下さい)

※ ご連絡いただきました個人情報は、厳重に管理した上で、
講演会等当協会からのご案内に利用させていただきます



ご家族、お知り合いの方々、お誘い合わせの上、ふるってご参加ください。
心よりお待ちしております。
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この「河川文化を語る会」は(財)河川環境管理財団の河川整備基金事業で行っています。
「土木学会CPDプログラム」として認定されています。
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