第111回

河川文化を語る会

ふるさとの見分け方と日本の川づくり

講 師: 桑 子 敏 雄 氏 
(東京工業大学大学院 社会理工学研究科価値システム専攻 教授)

 河川行政は、国土交通省河川局が平成18年の秋に発表した「多自然川づくり基本指針」および「河川景観の形成と保全の考え方」によって、新たな時代へと一歩を踏み出した。この2つのガイドラインは、1997年に改正された河川法の精神を前進させるものであり、日本の河川行政の進むべき方向を示したものである。
 2つのガイドラインに共通しているのは、これまでの河川行政で重視されていなかった「歴史・文化」という視点が導入されたことである。たしかに、日本の歴史を振り返ってみると、いろいろなところで河川整備と歴史・文化は深くつながっている。しかし、「歴史・文化」は、いわば過去の遺産である。それをどう未来の川づくりに活かせばよいのか。
 そこで、個性豊かな日本の川を整備するにあたって、その川がどのような空間を流れているのか、川の流れる空間をどのように捉えればよいのかという問題を「日本の川に蓄積された歴史・文化」という視点から捉えてみたいと思う。


【講師略歴】
1951年群馬県生まれ。1980年東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。南山大学文学部講師、ケンブリッジ大学古典学部客員研究員、東京工業大学工学部助教授を経て、1996年より現職。2002年には、フランス国立社会科学高等研究院客員教授を務めた。文学博士。
環境・生命・情報などの問題にかかわる価値の対立・紛争を分析し、合意形成プロセスの理論的基礎を明らかにするための研究を行っている。理論面とともに、実践的に応用するための手法を開発すること、さらに、この課題を実現するために、日本・東洋・西洋の思想を問題解決のための知的資源として活用することも課題としている。また、ダム問題や地域づくりの合意形成プロセスの設計、運営、進行の実践経験も積んでいる。
主な著書に、『環境の哲学』(講談社学術文庫)、『風景のなかの環境哲学』(東京大学出版会)など。

日 時
平成19年8月23日(木) 18:00〜20:00
場 所
シェーンバッハ・サボー 3F「穂 高」

 (東京都千代田区平河町2-7-5 砂防会館 別館B TEL:03-3261-8390)

交 通
地下鉄 永田町駅(有楽町線・半蔵門線・南北線)4番出口 徒歩2分
参加費
個人会員/学生 : 無 料
一 般 : 500円 (当日申し受けます)
申込み

申込み方法はこちらです。
FAX または E-mail にてお申し込みください。
(お申込み後の参加票の送付等はありません。直接会場へお越し下さい)

※ ご連絡いただきました個人情報は、厳重に管理した上で、
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ご家族、お知り合いの方々、お誘い合わせの上、ふるってご参加ください。
心よりお待ちしております。
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この「河川文化を語る会」は(財)河川環境管理財団の河川整備基金事業で行っています。
「土木学会CPDプログラム」として認定されています。
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